
心肺機能を高めるトレーニングといえば、「走る」ことが一般的かと思います。
私自身も高校、大学は徹底的に走りこみましたし、それによって心肺機能はかなり向上させることが出来たと思っています。
ただ、この走るという行為
着地による衝撃で身体にダメージを与えます。
特に膝の軟骨というのは、走りすぎるとすり減ってしまい将来的に骨と骨がぶつかることで痛みを誘発してしまう症例もあります。
「え、じゃぁ全く走るなってこと?」
と思われたかもしれませんが、そういうわけでもありません。
今回は、そんなランニングについての考え方を見ていきます。
目次
マラソン選手ですら走らないトレーニングを取り入れる
ランニングには怪我のリスクがランニングにはあるため、近年、ランニング以外の方法で心肺機能を高める トレーニングがたくさん試みられています。
実際、マラソン選手ですら心肺機能はランニングで作らないようになってきているそうで「オフフィート・トレーニング」といって、ランニングに頼らず心肺機能を高める手法を取り入れるようになってきています。
心肺機能を高めるにはランニングよりもオフフィート・トレーニングの方が負荷が多く効果的という話もあります。
目的にもよりますが、走る意外にも方法はあるということですね。
どのようなメニューがあるか
オフフィートトレーニングにも色々あります。
例えば、エアロバイクを漕ぐとか、ボクシングの打ち込みとか、方法は多岐に渡ります。
「バトルロープ」などは巨人の選手がやっていることでも有名ですね
こんな感じのやつ↓
20秒ワーク→10秒レスト(休憩)→20秒ワーク
のようにインターバル形式でやると効果的かと思います。
ソフトバンクホークスでもオフフィート・トレーニングを取り入れていますが、ホークスではconcept2社の「ローイングエルゴメーター」「スキーエルゴ」「ワットバイク」
という器材を導入しています。
ローイングエルゴメーターは 競艇のような動作
スキーエルゴは ノルディックスキーのような動作
ワットバイクは いわゆるチャリンコ
いずれも足への衝撃が少なく、心肺機能を高めることが出来ますので、興味のある方は調べてみてください。
ランニングがだめという訳ではない
野球にしろ、マラソンにしろ競技特性として必ず走る場面があるわけです。
走り「過ぎ」は良くないですが、全く走るトレーニングをしないのも問題です。
心肺機能を高めるための基礎トレーニングはオフフィートに切り替え、怪我のリスクを減らすという意味で、どんどん取り入れていくと良いかと思います。
怪我をしては元も子もありません。
一方で、フォームチェックを兼ねたランニングを行うなど、本番を意識する意味でランニングを取り入れていくのも一つの方法です。
これまで、心肺機能を高めるためにランニングのみしていたのであれば、オフフィート・トレーニングを試してみてはいかがでしょうか。