右肘の内側側副靱帯を損傷して、PRP療法をしてみた話

私は右肘の内側側副靱帯を損傷し、長い間保存療法で騙し騙し投球を続けてきましたが、2018年春、ついに全く投げられないほどの痛みが出てしまいました。

 

投げられなくなるというのは、辛いものです。

 

僕は運よく、行きつけの接骨院の先生に紹介してもらった病院においてPRP(多血小板血漿)療法を受けることが出来ました。

 

ネット上では「効く」という声もあれば「全く効かない」といった声もあります。

本当のところはどうなんでしょうか?

実際に治療を受けた私が、PRP治療による効果を書きたいと思います

 

 

 PRP(多血小板血漿)療法とは

PRP(多血小板血漿)療法は、私たちの血液に含まれる血小板を主に利用した治療法です。

 

血小板というと「止血作用」がある事は有名ですが、

成長因子を放出して身体の損傷部位を修復する働きもあります。

 

靭帯損傷、肉離れ、腱鞘炎などに効果があるとされていて、スポーツ外傷の現場で使用される機会が増えているようです。

 

治療の流れとしては、まず自分の血液を採取し、それを成分を分離させる機械にかける事で血小板を濃縮。

注射器で患部に直接注射して自然治癒を目指します。

 

 

治療の流れ

ここからは、注射をしてからの流れ(リハビリ)を解説していきます。

2018年8月に注射後、約1ヶ月はノースローでした。

 

その間というのは、肘を痛めにくいフォームの習得のためのリハビリをしています。

私の場合は胸郭がとにかく硬くなっていたので、より柔軟に動くようストレッチに励んでいました。

 

・1ヶ月経って、軽くならボールを投げて良いという許可が出て、少しづつ投げ始め

・2ヶ月後には少し強めに投げるように

・3ヶ月経つと、遠投をし始めるように

・3ヶ月の時点でやや違和感は残ってたが、注射前と比べるとかなり投げられるようになっていた。

・3ヶ月過ぎてからの期間は冬だったため、ストレッチを継続しつつ軽めのキャッチボールを週3回ほど実施

・6ヶ月が経って、ほぼ違和感なくボールを投げられるまでに回復

 

割と時間がかかっていますが、内側側副靱帯損傷に関しては回復し、ボールを強く投げられるようんなっています。

 

 

効果に疑問が持たれていたのは何故か

PRPというと、ネット上では「効果がなかった!」という声も見かけます。

僕もその情報を知っていたので確認をしてみてところ、理由を教えてくれました。

 

その先生によると「最近になり分離器の精度が上がったものの、昔は分離の精度が良くなかった」からだそうです。

つまり、精度が悪くて血小板の濃度が毎回変わってしまい、効くときと効かない時があったわけですね。(効かない時でもお金は取られるわけなので、なかなかヒドイ話です汗)

 

そういえば、大谷翔平選手も肘を痛めてPRP療法も受けましたが、結局手術に踏み切りましたよね

大谷選手のケースですと、私の担当医師の話ですが、「PRP注射後、復帰までの期間が短すぎると思う」とのことでした。

 

もう少し長い期間リハビリに当てていれば、PRPだけでも大丈夫というのが私を担当してくださった医師の意見です。(本当のところはわかりませんが)

 

 

治療を受ける上での注意点

注意点、というより覚悟して欲しい事です‥。

 

注射がめっっっちゃ痛い 

 

なにせ損傷部位に直接注射針を刺しこんで、注入するわけです。

 

そりゃ痛いっすわ

しかも同じ肘でも何回も刺す箇所を移動させゆっくり注入していくもので

めちゃくちゃ長く感じましたね

 

医師からは

「大の大人でも泣き出す人がいた」

と聞いていたので覚悟はしていwたのですが、確かに痛い笑 

泣きたくなる気持ちもわかる(僕は泣くの我慢した笑)

 

あと、PRP療法は保険適用外なので、一回の注射が結構高額です。

注射する量や病院によっても異なりますが、私の場合は一発7万円ポッキリ

 

決して安くはないのですが

・保存療法でなかなか怪我が回復しない

・怪我を治したいが、手術はちょっと…

という方は一度受けてみても良いかもしれません

 

繰り返し書きますが

めちゃくちゃ痛いですので笑

受ける方は覚悟してください…

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